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【Other】鈴仙奮闘記23【World】 


[450]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:35:03 ID:???

さとり「……ハチマキですか。 そういえば、あの松山君――最初は矢車君でしたか。
彼も最初、無縁塚で倒れていた時も、その右手に布の切れ端を堅く握りしめていたのだけれど。
――それはひょっとして、ハチマキだったのかしら……なんてね」

鈴仙「……さとり、さん?」

さとり「ああ、いえ。 こっちの話ですよ」

――意外にも、さとりがハチマキに対して食いついて来た。
どんな話題にも興味が無さそうに見えるさとりが、ハチマキを引き合いに松山/矢車の話を出すのは、鈴仙にとって少し新鮮だった。
そして、先程のさとりの話にどこかひっかかりを覚えていたのも事実だった。

鈴仙「(私がこのハチマキを拾ったのは無縁塚。 さとりさん達が、松山君達を見つけたのも無縁塚。
そして、松山君の手には、ハチマキのような布の切れ端が握られていた……?
まさか、何か関係があるのかしら? 私のハチマキと、松山君達とには――?)」

外界の色んな不要物が流れ込んで来る無縁塚において、布きれが混じりこむ事は日常茶飯事。
鈴仙がハチマキを拾ったという事実と、松山/矢車の手にハチマキのような布片が握られていたという事実は
恐らく何の関係も無い、偶然の産物である可能性が高い。
しかし、あのハチマキが最初鈴仙に見せたどす黒い風景と、松山がこの試合見せたどす黒い感情とには、何か共通点があるような気がする。 

――と。 そこまで鈴仙が考えを巡らせていた時だった。


             松山「……も、もう……もう! 限界だよあにきぃ……!!」

ガクッ……バタッ!


0ch BBS 2007-01-24