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【Other】鈴仙奮闘記23【World】 


[511]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/28(金) 00:21:06 ID:???
妖夢はそんな鈴仙の言葉に目を大きく開いて、拾い上げたボールを地面に落とす。
ボールはポーン、ポーン……とバウンドしながら、二人から離れて行く。
鈴仙は何も話さず、妖夢をじっと見つめていた。

妖夢「ハーフタイムの時、『大事な話がある』……って言ってたよね? それと関係があるんだけど……」

妖夢は始めこそ戸惑っていたが、しかし元々鈴仙には隠す気は無かったのだろう。
決然とした面持ちで、鈴仙に少しずつ話し始める。
しかし、妖夢が鈴仙に語る内容は――どれも、鈴仙にとって驚くべき事ばかりだった。

妖夢「……どこから話せば良いかしら。 ……そうだ。 ――ねぇ、鈴仙。
――鈴仙は、『プロジェクト・カウンターハクレイ』……って、知ってる?」

鈴仙「…………!?」

――『プロジェクト・カウンターハクレイ』。
博麗霊夢や八雲紫を中心とする幻想郷の秩序に穴を空け、以て人間や弱い妖怪の地位を向上せしめんとする、
ヒューガーや八意永琳を中心にして進んでいる一大計画。
鈴仙もまた、永琳と輝夜によって、その計画のキャプテン候補である事を告げられているが――。

鈴仙「……妖夢、も。 ひょっとして、妖夢も声が掛かっていたんだ!?」

妖夢はゆっくりと頷いた。

妖夢「――そうよ、鈴仙。 私もまた、過去に『プロジェクト・カウンターハクレイ』の一員として、
幻想郷という縛りを離れて強くなれと、言われた事があるの。
……他の誰でも無い、我が主君の――西行寺、幽々子様にね……」

鈴仙「えっ、幽々子さんが……!? でも、『プロジェクト・カウンターハクレイ』は、
幽々子さんの親友である、八雲紫にとって喜ばしくない計画なんじゃ――!?」


0ch BBS 2007-01-24