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【Other】鈴仙奮闘記23【World】 


[699]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/05(金) 00:14:11 ID:???

やがて、様々な感情が渦巻き混沌とした大歓声のど真ん中、人里サッカーコートで両雄がそれぞれの布陣に分かれていく。

鈴仙「(なんか、どっちも物々しい雰囲気ね。
サッカーの試合という衣に隠れて、何か別の大きな戦いが渦巻いているような……)」

佳歩「あぁぁ、もうダメです、おしまいですぅう〜〜……」

鈴仙「――って、佳歩は突然どうしたのよ。 そんな泣きそうな顔になって」

佳歩「ご、ごめんなさいっ。 私ったら、あまりの客入りで取り乱しちゃったみたいで……」

鈴仙「ああ、そんな。 責めるつもりで言ったんじゃないわ(……でも。 確かに感じる。
明らかに自然で不自然で、まるで私の狂気の瞳に近い、大きな波長のブレが。
これが真の為政者としてのカリスマとでも言うの? それとも……)」

そんな中、急に悲しい表情で話しかけて来た佳歩の様子を見た鈴仙は気付く。
――今の人里サッカーコートは、確かに尋常ならざる混沌に満ちている。
周囲を見ても、今の佳歩のように泣き出す者、怒りながら拳を振り上げ罵声を上げる者。
その反応は様々で、一見すると、普通の白熱した観客席の光景であるような気もしたが……。

鈴仙「(でも、予感がする。 この試合は―――何かが起きる。 そんな予感が)」


0ch BBS 2007-01-24