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【Other】鈴仙奮闘記23【World】 


[700]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/05(金) 00:15:22 ID:???
レミリア「(……ふん、嫌な予感だ。 こんなふざけた予感、運命が許してもこの私が許すもんですか)」

――この会場に澱んでいる何かについて、聡いレミリアは鈴仙が気付くよりも当に察知していた。
その上で、彼女はそれを一笑に付して軽く目を瞑り、今から自分達が築いていく新しい運命に想いを馳せていたが。

レミリア「……ところで。 フードを被っていると暑いのではないかしら?
それとも、お前たちのチームのフード集団は私の同族なの? そうだとしたら、さっき以上に上手い挑発だけど」

神子「――とんでもない。 我々の門は常にオープンさ。
私達はその気になれば、いつでも君たちと対話が出来る状態にある。
(そして――観客から発せられる、激しい欲望の疾走! やはり、あの子達を別働隊にしたのは成功だったようね)」

キックオフを前に、レミリアと神子は再び目線で対峙する。
CFのレミリアとトップ下の神子とは距離が離れているが、しかし両者の感情は容易に読み取れる。
即ち、静かな怒りと――雄弁な余裕だった。

神子「……ただ、約束をして欲しくてね、日没する処のドラクル」

レミリア「約束……?」

審判がホイッスルを口に咥えたのを見計らい、神子はまずそう告げて、
軽く流し目で後方を一瞥しながら手を挙げる。
すると、彼女の後ろに控えるフード姿の男たちは一斉にそのフードに手を掛けて――。

神子「なあに、簡単な事です。 ……何卒、この試合がどのような結果で終わろうとも――」

岬「(………フフ。 あの方も意地が悪い)」

    ………ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

神子「是非とも、試合後はノーサイドでお願いしたいと言うだけですよ!
――――――――さァ皆の者、戯れは終わりじゃ! 幻想郷を変える志士達よ、その姿を見せるが良い!!」


0ch BBS 2007-01-24