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【Other】鈴仙奮闘記23【World】 


[751]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 21:51:11 ID:???

観客「う、ウォオオオオオッ!?」「おいおい、DFがFWの位置まで上がっているぞ!」「1点取られたくらいでトチ狂うなー!」

鈴仙「何かしら、これ……」

てゐ「うーん、良く分かんない。 外の世界の作戦かな?」

ウサギB「運動量は大事なのは分かるけれど、ちょっとやり過ぎな気もします……」

――神子達の動きは、凡そ多くの幻想郷の住民にとって不可解なものだった。
不敵にボールキープを続ける神子の周囲を走り回る人間の少年たち。
ポジションに囚われず、空いているスペースを執拗に埋めるべく、
渦巻のように周り出した彼らの姿は完全に統率されており、軍隊をも思い出す。

パスカル「(……これは、いや。 まさか……!? しかし、あり得ない……!!)」

パチュリー「(――確かにあの戦術は、如何にも政治屋の彼女が好みそうだけど。
しかし、寄せ集めの選手でアレを実現するのは不可能な筈。 何かカラクリが……)」

そして、ごく僅かの者は、神子を中心とする一連の動作について見当があった。
その上である者はあり得ないと否定し、更に聡い者は不可能を可能とする仕掛けを見抜こうとしていた。


神子「さぁ、機は熟した。  ……行くぞ、『十七条のレーザーパス』!」

グワァアッ、バギュウウウウウウッ!!

パチュリー「(もしも彼女達が部分的にでもこの戦術――『トータルフットボール』を完成させていたとすると、
この局面。 私は必ずボールをカットしなくてはならない! さもないと……!)」



0ch BBS 2007-01-24