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【Other】鈴仙奮闘記23【World】 


[875]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 00:06:25 ID:???
――鈴仙が見る限り、後半戦が始まって以来、
聖徳ホウリューズは得点よりも、中盤の要たるパチュリーに対してのマークに執心していた。
タックル力に優れる岸田を中心に、岬までもがパチュリーに張り付きタックルに向かう。
無論、中盤の要たる岬や、一芸特化のストッパーたる岸田にそうした無理な動かし方をさせる事により、
圧倒的に高かった聖徳ホウリューズのボール支配率は大きく下がる。
しかし、そうして中盤でボールを得た紅魔は――、レミリアに上げるにしても咲夜に下げるにしても、
少なくとも一旦はパチュリーを経由する事が多い。
ホウリューズは、その一瞬の隙を狙って、仕切りにパチュリーにタックルを浴びせて来るのである。

鈴仙「な……何よ何よ! あんなの、反則でしょ!」

ウサギB「パチュリーさんの突破を警戒している……って言うか。
どっちかと言うと、パチュリーさんの存在そのものを警戒しているみたいです。
兎に角沢山プレーさせて、いち早く負傷なり疲労で退場させたいような――」

つかさ「……後半開始直後です。 神子さんが指を頭上で鳴らしながら、”たわむれはおわりじゃ”って。
そう言ってから、チームの人たちも「われにおまかせを!」とか「やってやんよ!」とか盛り上がり始めて。
……何が起きるかと思ったら、これなんです」

ウサギC「ぱっちぇさん、前半でも結構動いていたから。 もう既にボロボロって感じだよ〜!」

慧音「……勝つ為とは言え、フィジカルに不安のある選手を執拗に狙うのは道徳的には恥ずかしい事だ。
私は、そう思っているのだが――果たして、他の皆も同じに思うか……」

ウサギD「ど、どうしてですか慧音先生! だいいち、あんなの可哀想です! 観客さんだって、ブーイング……」

輝夜「それがしてないのよねぇ。 ――不思議なくらいに」

ゴールやボールの支配よりも、一人の選手の弱点を突き続ける聖徳ホウリューズのやり方に、
疑問を覚え憤慨したのは純粋にパチュリーと親交があった鈴仙。それと、元々気性の大人しい永遠亭の妖怪ウサギ達だった。
そして、慧音を始めとする、ルナティックスの仲間達にも一連のプレーに首を傾げる者は多かったが……。
――輝夜が周囲を見回しながら示すように。


0ch BBS 2007-01-24