※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【Other】鈴仙奮闘記23【World】 


[985]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 23:10:02 ID:???
鈴仙が次に気がかりだったのは、パチュリーの負傷だった。
魔法によって、確かにフルタイムで出場できる身体を手に入れたのかもしれないが、
しかし、今日の彼女はその副作用――フィジカル面の減退――を突かれ続けていた。

鈴仙「(負傷も辛いでしょうけど……プライドが高く完璧主義なあの人にとって。
自分の弱点を突かれたせいで、賢者たる自分が導くべきチームが負けたって事は大変な屈辱でしょうしね……。
あと、レミリアさんとかフランドールの様子も気になるっちゃあ、気になるし……)」

鈴仙は周囲の様子を見ながら、パチュリーの居るであろうスカーレットムーンズの控室へと向かおうとする。
しかしその時。 鈴仙は遠くの観客席から――二つの、見覚えのあるシルエットを見つけてしまった。

鈴仙「(……って、あれ。 さっき私を突き飛ばして来たお面の子――こころじゃない……。
――なんかキョロキョロしながら、こっそり(?)聖徳ホウリューズの控室の方面へと向かっているけれど。
何か、様子が怪しい感じね……?)」

その一つは、つい先ほど見かけたばかりの影。
謎のお面を所持していた面霊気・秦こころのふわふわとしたスカートと長髪。
そして周囲に浮かぶ無数の面が、遠巻きに見ても非常に目立っていた。
そして、もう一つは――。

鈴仙「あれは……妖夢……!? 神子の企てる、『ハイパーカンピオーネ』計画に入るって言ってただけあって。
やっぱり、試合を見に来てたんだ……!」

妖夢「…………!」

スッ。 タッ、タッ、タッ――。

妖夢は、決然とした表情で観客席を出ようとしていた。
彼女のシルエット自体は目立ちづらいが、しかしそれでも鈴仙は妖夢の友人だし、
何より周囲に浮かぶ半霊がある為に、これもまた視認しやすかった。


0ch BBS 2007-01-24