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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[135]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/17(水) 23:54:13 ID:???

鈴仙「ラーメン、好きなの?」

松山「……昔は好きじゃなかった。 監督の奥さんが作ってくれた、手作りのスタミナドリンクとか。
それと――■■が作って、くれたような……。 いや、なんでもない。 忘れてくれ」

あの辛気臭い松山が、心底愉しみな風にカップ麺を作ろうとするのだから、
鈴仙は少しおかしくなってしまい聞いてみるが――多少心を許したとはいえ、
松山の深層心理には未だ深い傷が残っているようだった。
とはいえ、これまでの様子と比べると充分に会話が成り立っていると言えた。

松山「……俺がかつて居た場所では、お前みたいな奴は真っ先に苛められていただろうなぁ。
集団の規律、普通さ、常識、皆がやっているから……。 皆、みんな、ミンナ。
皆の事を考えられず、マイペースな勘違い野郎は、組織の不協和音だからな」

鈴仙「……貴方も大概にマイペースだと思うけれどね。
……もしかして、あなたの今の状態は、過去に受けたいじめとかに関係が?」

松山「……違う。 これは俺が受けるべくして受けた罪………」

松山はにべも無く流してみせるが、彼が狂気に囚われるまでには
余程壮絶な出来事があったのではないかと容易に推察できる。

鈴仙「(この波長……! 深い恨みと嘆き。 底の知れぬ後悔と懺悔!
これまでは激しい混沌で分からなかったけど、これこそが今の彼の――松山光の本質!
けれど、だとしたら……ちょっと、悲しすぎるわよ……)」

そして、過去を語る松山からは、鈴仙がこれまでに感じた事の無いようなマイナスの波長。
行き場を無くし暴走を続ける呪詛が渦巻いていた。



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