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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[136]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/17(水) 23:56:43 ID:???

鈴仙「(――否定されて、否定されて、否定されて。
――やがて自らをも否定されたせいで、自らが崩壊しかけた骸の男……!
一体誰なら、こんな彼の暗い深層心理を暴く事が出来るのかしら)
……まぁ。 難しい事を考えるのはやめ。 私も、ご一緒に食事させてもらうわ」

松山「……ふん。 勝手にしろよ。 言っとくけど、それは本来兄貴しか食べちゃいけないラーメンなんだ。
お前は……そうだな、姉貴醤油よりは妹豚骨と言った所だな」

鈴仙「(――コイツから見て、私って妹タイプなの?
それはそれで、なんとなく下に見られた気がしてムカつくわね……)」

……松山の事は少し理解できた鈴仙だったが、根本的な解決法までは分からない。
仕方なしに鈴仙は、松山に続いて井戸水をやかんに入れて炎で温めて、
「兄弟ラーメン 兄貴塩」を作る事にした。
先に味噌ラーメンを作っていた松山はこの間、律儀にも鈴仙を待ってくれていた。
案外、素は悪い奴では無いのかもしれないと鈴仙は思った。

鈴仙「(案外悪くない味ね、このラーメン……。 500円も出した甲斐があったわ。
――と、思ったけど。 これって灼熱地獄跡で拾ったんだっけ……?
賞味期限とかちょっとかなり気になるけど……美味しかったし、いいか)」

――最初の不安とは裏腹に、ラーメンは存外に美味しかった。

*松山の評価値が大きく上がりました。
*鈴仙と松山の関係が、鈴仙→(敵意は無い)←松山 になりました。


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