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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[142]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/18(木) 23:56:59 ID:QXAbfd76

***

さとり「……おや。 どこか賑やかとは思えば」

鈴仙「――んげっ」

ラーメンを汁まで啜り終わり、それでもどこか心地よい無言の中で、ノンビリと腰を落ち着けていた鈴仙(と松山)。
そんな二人の前に――乱入者が現れた。

さとり「……貴女の事はお燐から聞いています。
だから、『ふ、不法侵入で逮捕されたらどうしよう!?』……とか、思わなくても大丈夫よ」

鈴仙「あ、あはは……そりゃあ失敬」

地霊殿の当主にして、地霊殿サブタレイニアンローゼスの守護神でもある古明地さとりが、
松山の食事の入ったお盆を手に、牢獄に入り込んでいたのだ。
彼女は相変わらずのぶっきら棒な無表情で鈴仙につかつかと歩み寄り、頼みもしないのに心を読む。

さとり「どうしてあなたが、こんな所に……? ――えっ?『特に理由は無い』……ですって?
こいしじゃないんだから、そんな抜けた理由で態々こんな所、来ないで欲しいわね……」

鈴仙「う……うるさいわね。 暇なのよ」

さとり「……暇でも、普通はこんなところ来ませんよ。
……そう言って来ている私も私だけれど。 どうしても、こんな場所に来たがるペットなんか居なくって。
お燐だったら行ってくれそうだけど、あの子は矢車君を嫌っているから」

松山「……嫌なら、来なくても、良いんだ……」

さとり「……別に好きで来ている訳ではありません。 ただ流石に、野垂れ死にされると寝覚めが悪いのでね。
――ちなみにこれは本心からの言葉であって、一般的なツンデレ的要素は全く含まれていないので誤解無きよう」


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0ch BBS 2007-01-24