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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[171]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/21(日) 17:54:21 ID:WbgK50x2
★更衣室のイベント→ スペード7 ★
それ以外→松山「……」鈴仙「(あれは……松山君!)」

松山「………」

鈴仙「(あれは――松山君……!?)」

更衣室に居たのは、静かに一人で着替えをしている松山の姿だった。
彼自体まだ思春期の少年ではあったが、その身体はしっかりとバランス良く鍛えられており、
鈴仙はほんの少しだけ見惚れてしまう(さとりはその横でニヤニヤ笑っていた)。

さとり「……今はどうやら、彼一人しか居ないようですね。 暫く様子を見ますか」ヒソヒソ

鈴仙「で、でも気付かれますってば!」ヒソヒソ

さとり「そこら辺は、狂気の瞳とやらで何とかしてください」

鈴仙「あっ、そっか。 ……でも、あんまり勝手に動かないで下さいね。
私の能力だって、こんなイレギュラーな局面でどう作用するのか分からないんですから」

暫くは見に徹する事にした鈴仙とさとりは、波長をずらして気付かれないように更衣室の松山の横を通り抜け、
そして更衣室の一番奥、ロッカーとロッカーとの間で陰になる場所を陣取り待つ。
そこに現れたのは――。

小田(ふ)「……あれぇっ? どうしたのかなキャプテン?
部活も終わったと言うのに。 更衣室で一人、追加練習の準備かい?」

松山「……ああ、そうだ。 そうだよ……小田。 ただ、体操服が見つからなくて」


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