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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[183]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/21(日) 22:44:23 ID:WbgK50x2
B:「中途半端って言うけれど……中途半端で、一体何が悪いって言うの?」

鈴仙「……私は、正直ほとんど部外者だし。 だから、的外れな事を言うかもしれないけれど」

鈴仙はどうしても言いたくなった。

鈴仙「……中途半端って言うけれど……中途半端で、一体何が悪いって言うの!?」

影山「えっ……?」

鈴仙「――私も、凄く中途半端だから。
昔働いていた場所でも、色々良くしてもらっていたのに、途中で逃げ出したり。
いや……。 今だって、私は冷静にも徹しきれず、かと言って情に全てを投げ打つ自信は無い。
だけど、私は自分で……こんな自分も悪くないと思っている。
大事なのは、中途半端だとか許されるとかじゃなくって……自分で自分の事が好きで居られるか。
どうせ完全に正しい人間……とか妖怪とか……も居ないんだから、汚い自分も綺麗な自分も認めること。
それが大事なんじゃないの!?」

影山「それが出来るなら、苦労はしていないさ……。 良いよなぁ、お前は。
自分に自信があるみたいで。 お前だって、あのサトリと一緒という事か」

さとり「……私はあの方と違って、好き好んで男子更衣室にインする趣味は無いですけどねぇ」

鈴仙「さとりさん。 余計な事言う位なら黙っていて下さい」

さとり「失礼。 ……では、余計では無い事でも言いましょうか。
――例えば。 私だって、昔は自分に自信が無かったんだ……と、いう話とか」

鈴仙「あっ、そういう話だったら私にも―――!
……っていうか。 やっぱり、何でも切欠があるんだと思うわ!
だから、松山君。 貴方だって、このまま生きていればきっと……!」


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