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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[245]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/23(火) 21:30:51 ID:???
鈴仙「(……で。 姫様とか師匠は、私の事何か言ってるのかなぁ……?)」

期待半分、不安半分で鈴仙は『キャプテンからの一言』欄にも目を通そうとする。

鈴仙「(姫様は多分相変わらずだろうけど。 師匠が私の事について言及するか。
したとしたら、どんな事を言っているのかは非常に気になるわね……一番弟子的に考えて)」

――緊張しながら、鈴仙は再び新聞に目を落とす。記事にはこう書いてあった。



(キャプテンからの一言〜蓬莱山輝夜さんと八意永琳さん(補佐)より〜)

『今大会の永遠亭ルナティックスは、妹紅以外の皆が頑張っていて、とても素晴らしいチームです。
特に、鈴仙とかは男の影響で張り切っちゃって上手くなったので、とても頼りにしています』

鈴仙「(この部分書いたの姫様ね……息を吐くような妹紅批判と、私にあらぬ疑いを擦り付ける技術の高さに呆れも出ないわ)」

鈴仙も(恐らく)新聞の読者達も、こうしたややこしい表現技法については慣れっこのため、もはや輝夜を糾弾する気は無い。
気にせず鈴仙は、更に続きを読み進める事にする。
暫くは恐らく輝夜による社交辞令的な内容(と妹紅批判)がメインとなっていたので適当に読み飛ばすと、
最後の一段落に、『キャプテン代理の八意永琳さんは……』――と、記載があったため、鈴仙はここでスピードを緩める。

鈴仙「え〜っと。 キャプテン代理の八意永琳さんは……『今大会、ウドンゲ――鈴仙には期待している。
普段の彼女は、大変間抜けで暢気で頼り無いというのが正直ではあるが、今回の彼女には、
今までには無い「何か」がある。 大会をご覧の方は、是非彼女のプレーにも注目をして……』
――う、ウソッ!? これ言ったの本当に師匠!?」

本人が傍に居ないからか、インタビュー記事での永琳は鈴仙の事を基本的に褒めちぎっていた。
それこそ、普段こんな事を言われたら偽物では無いかと思わん位に。
(無論、言葉の節々に暢気だとか間抜けだとか単純だとか、いつもの駄目出しは書いてあったが)


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0ch BBS 2007-01-24