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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[246]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/23(火) 21:31:55 ID:???
『私は、彼女の素直さと仲間や友人を惹きつける能力に特に期待している。
特に後者は、今までの幻想郷サッカーの常識を覆す『何か』を為す為に、非常に大切になると思っている。
……素直すぎて、ホイホイ何にでも騙されそうなのは不安でもあるが』

――記事はそう締めくくられていた。
鈴仙の頬には、何時の間にかあったかい何かが零れ落ちていた。

鈴仙「(師匠……! 普段はあんなにボロクソに言ってるのに。 陰では私の事、こんなに評価してくれてたんだ……!)
ううっ。 あったけぇっ! 今まで生きててよかった……!」

鈴仙は素直に感動していた。 普段は冷たすぎる師匠が見せた、一かけらの暖かさに。

ゴォオッ、パチ……パチパチ……………!!

鈴仙「あったけぇっ……! あったけぇっ……! ――って、今ちょっと熱すぎるような……アチチチッ!
あつーーーッ! あついっ! も、燃えてるよぉおおっ?!」

そして、そのあまりの暖かさに――新聞までもが、炎に包まれて燃え上がっているようだった。
……気付けば、永琳の発する暖かさに、鈴仙の全身は火だるまになっているではないか。

鈴仙「(……し、師匠ぉ……! これって恥ずかしい事言っちゃった証拠の隠滅のつもりですか……?
――でも。 このままじゃあ私の存在まで、いんめ、つ……)ぐふっ!」

――そして鈴仙の精神と肉体は、自身を焦がしつくす炎により、焼け焦げていった。

永琳「(証拠隠滅、成功……というには火力が強すぎたけれど。
この分だと全身70%に渡る大火傷によるショックで意識を失ってるでしょうから、
その間に記憶を改竄しとけば良いわね……。
――さて、最近幻想入りしたSTAP細胞で作った人工皮膚の準備っと……)」

八意永琳は、やはりどこまで言っても弟子に対する愛情について不器用な女性だった。
(ちなみに鈴仙はこの後永琳の献身的な看護により、数分で何事も無かったかのように快復した)


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0ch BBS 2007-01-24