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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[33]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/14(日) 22:41:22 ID:???
A:パチュリーと暫く話し込む。

鈴仙「(いや――やっぱりさっきから微妙に熱い視線を感じるし。
ここは礼儀正しく(?)パチュリーさんと暫く話をしていようかしら)
……あの。 パチュリーさんは大丈夫ですか?」

パチュリー「……まぁ、ぼちぼちと言った所かしら。
小悪魔も手伝ってくれたお蔭で、即席にしては中々効果が高い治癒魔法を組む事が出来たし。
――っていうか、ここはまず真っ先に私の所に駆け寄るべきシーンでしょ? 弟子的に考えて……」

鈴仙「(あっ、ちょっぴりむくれてる。 ……めんどくさい人だなぁ)」

パチュリー「今、めんどくさいって思ったわね? ……まぁ、自覚はしてるから、良いけど……」

鈴仙「(師匠とかもそうだけど。 ナチュラルに人の心を読むのは止めて欲しいなぁ……)」

パチュリー「――貴女の表情が、あまりに素直だから分かり易いのよ。
一個人としての印象はともかく、兵士や官僚としては失格レベルね」

鈴仙「そ、そんなぁ……(――私一応、昔は兵士で偉い人の側近(?)だったのに。
素直になって頑張るよう中山さんに決意しちゃった副作用で、私ってばどんどん単純になって来てるんじゃ……)」

一応負傷を心配して来た体であるのに、何時の間にか一方的に弄られる格好となる鈴仙。
それもまた、ある意味では吸血鬼以上に捻くれ者で気難しいパチュリーらしいと言えばそうなのだが、
しかし何となく敗北感というか、日ごろの永琳とのやり取りを思い出してしまう。
そう言った意味では、パチュリーは正しく鈴仙の師(マスター)として相応しい存在なのかもしれない。


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0ch BBS 2007-01-24