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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[715]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/03(土) 16:27:46 ID:???
B:焼き鳥を奢ってもらいに来た。

鈴仙「うん。 ちょっと焼き鳥でもご馳走になろうかと思って」

妹紅「ええっ? 午前から焼き鳥で一杯ひっかけるの? 良い生活してるねぇ。
――と、思ったけれど。 そういえば、大分前にそんな約束してたっけ」

鈴仙「え、ええ。 結構前の約束だった気もするけれど、良く覚えていたわね……」

妹紅「――あんまり、仕事以外で人と接する機会も無いからね。
……と、ごめんごめん。 それならさ、とっておきの雉肉でもご馳走するからさ、上がってよ!」

鈴仙「う、うんっ!(何だか、ちょっと寂しげだったわね……今の)」

鈴仙は妹紅に案内されて、妹紅のあばら家に入って行く。
家の中は更に簡素で何も無く、竹板張りの床の中央に、煤焦げた囲炉裏が一つあるだけだった。

妹紅「一応隠れ家的焼き鳥屋、っていう体で店を経営してはいるんだけど。
鈴仙は多分、半年……いや、1年? ぶりくらいのお客さんだよ」

鈴仙「そ、そうだったんだ……ここ、お店だったんだ……」

妹紅「人里の貸本屋の子が、『外の世界の雑誌によると、今、隠れ家的居酒屋がブームらしい』
……っていつか教えてくれてね。 それで、色々やってたんだけど」

鈴仙「む、難しいわねぇ……(たぶん、隠れ家”的”じゃなくて。 隠れ家そのものなのがダメなんだと思うけど……)」

そんな雑談をしながら、妹紅は手際よく床下から新鮮そうな肉を取り出した。
巨大な肉切り包丁を器用に使って、小さくその肉を刻んでいく。
家庭的というか野性的な仕草に、鈴仙はなんとも感心した気分になった。


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0ch BBS 2007-01-24