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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[723]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/03(土) 17:32:45 ID:cC4SojOg
鈴仙はやっぱり、妹紅の事を、慧音の事を分かっていないと思った。
そして同時に、自分は妹紅のように、親友と思っているひと達を、強く思える自信が無かった。

妹紅「鈴仙」

そんな鈴仙の気持ちを察してか、妹紅は不器用ながらも優しく言った。

妹紅「年寄りの繰言と思って聞き流してくれても構わないけれど。
……鈴仙。 友達は大事にした方が良いよ。
友達は何時でも、あなたの傍に居てくれる訳じゃない。 心無い他者に引き裂かれるかもしれない。
時に身を分かち、互いに憎しみ合う関係にすらなるかもしれないし――二度と会えなくなるかもしれない。
だから……えっと。 うん。 だから――そう。 何というか。 死なない私が言う事じゃないけれど。
この世に永遠とか無限ってものは、無いんだと思う。 だから……鈴仙も。 今居る友達を大事にしてね」

鈴仙「……妹紅」

『今居る友達を大事にして』――妹紅が口下手な風に紡いだ言葉は、本当に単純で簡単で、解り切った事だった。
しかし、そう言った妹紅の心情は多分、ずっと重く苦しいものに包まれているのだと鈴仙は思った。

鈴仙「――ありがとね」


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