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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】
[823]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/01/06(火) 21:18:31 ID:???
★ほぼ鈴仙ですが…→ クラブ10 ★
それ以外→永琳「……ウドンゲ。 二試合連続だけど、頼むわよ?」鈴仙だった。
永琳「……ウドンゲ。 二試合連続だけど、頼むわよ?」
鈴仙「えっ? ――は、はいっ!」
鈴仙は辛うじて、永琳の指名に返答する事が出来た。 しかし、永琳はそれでは満足しなかった。
永琳「――ウドンゲ。 指名した私が言うのもアレだけど。 キャプテンがそんなに落ち込んでいたら、皆の士気まで下がるわよ?」
今日の試合で対戦する、今や道を違えた親友――妖夢に対して、
鈴仙が複雑な想いを抱いているのを知ってか知らずか、永琳は敢えて辛辣にそう指摘した。
鈴仙「……ご、ごめんなさい。 お師匠様。 少し、昨日から寝付けなくて」
永琳「――それも、あまり良くないわね。 キャプテンたる者こそ、健康管理は十二分にして然るべきよ」
ここまで言われて初めて、自分は永琳に試されている事に鈴仙は気付いた。
恐らく、永琳は鈴仙の心中の葛藤を見抜いており、その上で、敢えて鈴仙をキャプテンに指名して来たのだ。
理由は恐らく――。
鈴仙「(『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテンになるとすれば、こうした逆境や苦境は日常茶飯事。
そんな中でも、気丈にリーダーシップを発揮していけるのか? ……師匠は、こんな事を私に問いかけているのね)」
そう悟った鈴仙は、苦しいと思いつつも、腹立たしいとは思わなかった。
今の鈴仙は心底、強くなりたいと思っていたからだ。
割り切れるようになったと思ったのに、土壇場に来ると割り切れなくなる、弱い自分が嫌だった。 だから鈴仙は、
鈴仙「……ええ。 すみません」
と、永琳に軽く頭を下げて謝って。
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0ch BBS 2007-01-24