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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】
[824]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/01/06(火) 21:22:52 ID:4yoAoU/c
鈴仙「――皆! 今日は予選リーグの最終戦! 今まで私達は二勝しているけれど。
この試合で負けた場合は、地霊殿と西行寺とで、得失点差を争わなくちゃいけなくなる。
だけど……ここで勝てば、文句なしに間違いなく、私達は決勝トーナメントに進出よ!
この試合も、ルナティックスが勝ち切るのよ……!!」
ルナティックスメンバー「「「「おう!!」」」」
勇気と熱気を無理やりに奮い起こして、鈴仙は声を震わせ膝を笑わせながら、力強く皆を鼓舞するのだった。
それは彼女を良く知るチームメイトから見て、あまりに痛々しい姿ではあったが……心配は不要だった。 なぜなら。
佳歩「(――鈴仙さま……! だいじょうぶです。 私がツートップの片割れとして、鈴仙さまを支えてみせますから!
……で、でも。 今日の試合FWで出れるかなぁ……?)」
パスカル「(――レイセンらしいな。 弱い自分を隠したがる癖に、その実全然隠せていない。
俺も陰ながら、サポートしてやるとするか)」
てゐ「(ホント、ほっとけない子だよねぇ……めんどくさいとも言うけど)」
妹紅「(困ったら、友達に頼るんだよ――鈴仙)」
慧音「(周囲が完全に、鈴仙を味方しているようだな。 ……君は否定するかもしれないが。 これもまた、立派な才能だよ)」
――鈴仙には知らずとも、その周囲には彼女を良く知り、そして支えてくれる友人達が数多く居たからだ。
永琳「(……そう。 これこそが私には無く、ウドンゲだけが持つ……いえ。
中山政男やアラン・パスカルとの接触により、新たに持ちえた、今までには無い『何か』。
この力がきっと、幻想郷を大きく変える筈よ。 ――もっとも。 今はまだ、つぼみの状態でしょうけれど)」
そして、この状況を予測した上で鈴仙をキャプテンに指名した永琳は。
自らの仮説が、少なくとも現時点では正しかった事に満足し、薄く微笑むのだった。
*鈴仙がチームキャプテンに任命されました。
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0ch BBS 2007-01-24