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【異変暗躍】ご愁傷様若林くん10【幻想郷】


[214]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/02/28(土) 22:24:09 ID:bPbAyjYI
A、「星の言う通りだな、人命を優先しよう」

若林が考えた後の回答は使用する旨だった。
理由は色々あるが主な理由に命蓮寺に心を連れてきて迷惑を掛けた。
自身で助けを求める先にここを選び星・ナズーリン等に少なからずの労力を強いる。

星「監督!嬉しいです!早速お願いします」

若林「おいおい……急かすな」

ナズ「ふむ……」

笑顔で手を取りぐいぐいと引っ張りだす。
その後ろ少し残念そうな顔をしているナズーリンが見送っていることを知らない。
星にとってはこころは助けたいヒトであっても彼女にとっては違った。

ナズ「(あの人にも情けなんてあるもんなんだね…
    人として立派だが監督としては少し利が足りないねぇ……)」

ナズーリンには自分の行動を妨げる厄介な障害物であった。
只でさえ命蓮寺での雑用に追われている中裏ではある捜査を行わなければならない。
そして裏を探るためには現状の大会で優勝をしなければならない。

ナズ「(ま、決まってしまったものは仕方ないか……
    他に有用な使い方が出来るか分からないしね)」

優勝に有用そうなものを安易に手放す事に不満が残ってしまった。
だが彼女らしく少し心のしこりにとどめ、気にしない様で星の後を追った。


0ch BBS 2007-01-24