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【異変暗躍】ご愁傷様若林くん10【幻想郷】


[573]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2015/05/10(日) 16:32:54 ID:cEK1VZo+
その時若林は別な事を考えていた。現時点ではこの試合などまるで興味に値しないのだ
何故ならまだ怪我の影響があるはあるが自信を超えるような名選手は見えないなら慢心するのも無理はない。
いや慢心でもなく何か違和感を感じることが大切と自信に訴えかけられている気がした。

若林「(――――――あの男)」

漆黒(ローブ?)「…………」

若林が気になっていたGKを見つめるが体全体が真っ黒で概要は掴みきれない。
足元がはためいているためロングスカート、ローブもしくはそれに属する服を着ている。
その姿でサッカーするのは流石に疑問を投げかけたくなった。

若林「(でもあのGKの服装は動きにくそうなのにセーブは何の変哲もない基本に忠実なんだな。
    いやまるで頑なにあのセーブでなければいけないと可能性を否定しているようにみえる)」

若林の知る限り変なGKは現代の代表レベルでも多い。
足でセービングする男、体を回転させながらセーブする男、体を左右に揺らしコースを防いでセーブする男。
だが自分に足枷をしてプレイする選手等いなかった。

若林「(個性があるやつがGKとCBの巨人と細いFWと殺しにきた槍男。
    それ以外が数合わせってところか……何か仕掛けてくるならここだな)」

だが違和感で留まるが故に思考はずれて試合の利へと考えは移ってしまう。
根本的な彼らはいったい何者であるか。その疑問は流れていった。


0ch BBS 2007-01-24