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【一筋の】きれぼしサッカー2【光明】


[26]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/01/09(金) 22:32:23 ID:OACCMH4E
ピエール「(なんだこの、気持ちは。ルブランの顔を見るたび、思い出すたびに感じるこの感覚は)」

大会が終わって数日が経過したが、あの決勝戦時にルブランへ抱いた未知の感情がなおも消えず、
ボルドーFCの個人寮内で1人悶々としていた。

ピエール「(心が浮き立つような、緊張が解けて和やかになる、幸せで快いこの感覚は、何だ!?)」

この得体のしれない、しかし幸福な感情の正体についてあれこれと思い悩む。暫くの黙考の上、事実とは異なる、
しかし彼にとって最も可能性が高いと考えた恐ろしい推測が、ピエールの頭に浮かんだ。

ピエール「(もしかして俺はオモセクシュエル(同性愛者)なのだろうか?)」

そんなはずはない!殆ど同時にそう叫び、立ち上がって席を両拳でガンと叩く。
その後、憤りに身を震わせて再び座り、頭を抱えて机に突っ伏した。

ピエール「(そんなはずはない!この俺が、同性愛者のはずは……!)」

瞼をギリギリと力こめて閉ざし、必死に否定する。
ピエールの家は敬虔かつ保守的なカトリックであり、父母はこうした同性愛者は罪深い存在と見做していた。
ピエール自身も侮蔑はしないもののそうした存在に否定的であった。
だからこそ、そんな感情を抱いた「罪深い」自分を恐ろしく感じ、棚から十字架を取り出し、震える手で額に当て、懺悔を乞うた。

ピエール「(神よ、この罪深きエル・シド・ピエールを許したまえ!何卒この穢れた魂を洗い清めてくれたまえ……!)」



0ch BBS 2007-01-24