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【一筋の】きれぼしサッカー2【光明】
[29]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2015/01/09(金) 22:43:38 ID:OACCMH4E
1年前のピエールであれば、馬鹿げた妄想だと一笑し、そのまま忘れていたであろう。
だがその1年間、自分は同性愛者であるとの疑念に苦しみ、少しずつ認めざるを得ないまでに追い詰められ
もがき苦しんでいたピエールにとって、藁でもよいから掴むものが欲しかった状態であった。
ルブランに気づかれぬようこっそりとその場から離れ、ルブランのバッグを開いた。
中に手を付けようとした際、勝手に他人のバッグを物色する事への罪悪感を感じ躊躇したが、
結局それほど時間をかけずに手を入れた事からも、いかにピエールが救いを求めていたかが分かる。
ピエール「(ルブランは女だとしたら、何か俺達に持っていない物を、
何か1つ位は持っているはずだ!見つかれ、見つかれ!見つか……)」
無我夢中になってバッグの中を探し回るうちに、それらは見つかった。
ピエール「こ、これはっ……!」
バッグの中から、円筒状の綿とナプキン、タンポンとパンティーライナーが見つかった。
どちらも月経時に使う生理用品で、男が使う代物ではない。
ピエール「る、ルブランは、女だった…良かった……良かった……………」
この2つを発見して、ピエールは感極まり、タンポンとパンティーライナーを胸に抱きしめ、声を殺してむせび泣いた。
自分は同性愛者ではない、自分は罪深い存在ではない。
1年の時を経て苦しみから解放され、安堵のあまりどうする事もできず、その場に伏せて神に感謝した。
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0ch BBS 2007-01-24