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【一筋の】きれぼしサッカー2【光明】


[30]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/01/09(金) 22:52:09 ID:OACCMH4E
そうして感情を発散させた後、物品を元通りにバッグに戻して何事も無かったかのようにベッドに腰掛けた時、
ルブラン、いやルブランと名乗っている娘が、浴室から姿を現した。

ルブラン「あ、ピエール、戻ってきたんだ。良かったらシャワー浴びる?結構汗かいてるし」
ピエール「あ、ああ、そうする、ありがとう(いけない、気取られないようにしなければ)」
ルブラン「使ったばかりだから気持ちいいよ(何かピエール、練習の時より元気になっているような……?)」

自分の心を悟られぬうちにと、挨拶もそこそこに浴室に入り、服を脱いでシャワーを浴びる。
汗を流した解放感を味わっているうちに、この未知の娘に対する恋心があふれ出てきた。

ピエール「(何という素晴らしい事だ!これ程素晴らしい娘(ひと)が身近にいようとは!)」

ピエール「(ガスパール・ルブラン!いや、ああやって姿を隠している以上、あれは本当の名前じゃない。
      あれ程可愛らしい娘(ひと)の名前も分からないのは残念だ!)」

ひとしきり天にも昇る気持ちで娘の事を想っていたが、しばらくして
やや落ち着きを取り戻していくうちに、別の悩ましい問題が発生する事に気が付いた。

ピエール「(待てよ、ルブランが女という事は、これから数週間、
      年頃の乙女と2人きりで寝起きを共にしなければいけないという事か?!)」

当たり前と言えば当たり前の事実に気づいて僅かに顔を赤らめ、すぐにこれからの予想される苦難に対し、ピエールは頭を抱える。
それからの数週間、驚異的な忍耐力と精神力によってかろうじて耐え抜き、
自らの意志力に人知れず驚嘆する事になるが、それは後日の話となる。



0ch BBS 2007-01-24