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【一筋の】きれぼしサッカー2【光明】


[400]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/04/29(水) 17:12:47 ID:???

フハハジーチャ「ふぬっ、ぐうっ!(な、なんてパワーじゃ!このままじゃいかん!)」

そうでないと気付いていたのは実際にサイクロンに向かっていたフハハジーチャと、

翼「(俺の全てをかけたサイクロンが、お前ごときに止められるものか)」

フィールドに嵐を巻き起こした翼の2人だけであった。
加速度が通常のサイクロンよりも高いこのブーストサイクロンに、人間風情が適う訳がない。
まるでボールもそう主張するが如く、あふれんばかりの推力でフハハジーチャを引き剥がし始めた。

フハハジーチャ「(パワーだ!パワーだ!ぱわ……)パすすすすすすをアアアアア!」

フハハジーチャの奮闘空しく、天高く吹き飛ばされてしまった。
ただ、全力の突入でわずかに勢いを減したのは、彼にとってわずかな救いとなった。

だが残る伯疲レイにとっては、その程度では全く救いにならなかった。

伯疲レイ「(止めるのじゃ、止めるのじゃ、止めるのじゃ!)」

一心不乱という言葉が生ぬるいほど、鬼神のごとき荒れ狂った顔となって、全身をボールへと叩きつけたが、

グゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

伯疲レイ「止める……のぢゃーーーーーッ!」

抵抗などなかったかのようにボールは突き抜け、伯疲レイも前任者と同じく宙を舞う事になった。


0ch BBS 2007-01-24