※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

提督様が見てるモンスター・エクシーズ


[212]真犯人 ◆2pV1gRdG.o :2015/01/11(日) 23:17:59 ID:???
冬のある日に、鎮守府の食事環境の改善のために一人の艦娘に辞令が出された。
温泉地にほどなく近い鎮守府ということで、その艦娘…鳳翔は浮かれ気分だった。

鳳翔「うふふ、任務の空き時間に温泉に入れたりするのでしょうか」

夕張「多分入れますよ。うちの提督はそううるさい人じゃないですからね」

案内している少女は夕張。
これから派遣される先の鎮守府の工廠などの業務を担当している艦娘だ。
他の面々は忙しいということで、彼女が鳳翔の案内人を買って出たのだった。
省32

[213]真犯人 ◆2pV1gRdG.o :2015/01/11(日) 23:30:01 ID:???
鳳翔「夕張さん、私っておばさんくさいんでしょうか…」ズーン

夕張「そ、そそ、そんなことはないです!島風は子供なんで…ね?
    ほら、気を取り直してまずは執務室の提督にご挨拶しましょう」

この鎮守府はこじんまりとしていて、建物は二階建て。
一階には艦娘たちの私室と大浴場。
二階には提督の執務室及び私室があるそうだ。
鳳翔たちは二階に上がり、執務室へと向かうことにした。

コンコン

夕張「提督、夕張です。鳳翔さんを連れてきました」
省31

[214]真犯人 ◆2pV1gRdG.o :2015/01/11(日) 23:39:33 ID:???
金剛改二「ムー、提督は私のCurryじゃ不満なの?」

提督(DEAD END)「そういうわけじゃないが、毎日カレーという訳にもいかんだろう」

夕張「金剛さんのカレーはイギリス式ですしねえ」タハハ

提督(DEAD END)「うむ…。鳳翔さん、他の艦娘たちとはもう会ったかね?」

鳳翔「島風ちゃんとは先ほど顔を合わせましたね」

提督(DEAD END)「そうか。その他にも数人いるから、顔合わせを済ませておいてくれ。
            金剛か夕張、ついてやってくれるか?」
省24

[215]名無しのオーバーレイユニット:2015/01/11(日) 23:47:31 ID:???
1

[216]真犯人 ◆2pV1gRdG.o :2015/01/12(月) 00:19:23 ID:???
鳳翔「さっき言っていた陸軍の方々って…?」

夕張「それはですね…あっ、ちょうどいらっしゃいましたね。おーい」

あきつ丸「む、夕張殿。そちらの女性はどちらの方でありますか?」

夕張「ああ、実はですね。うちの鎮守府には間宮がちょっと来れないんで代わりに食堂を出せる艦娘を探していたんです。
    あきつ丸さんも言っていたじゃないですか」

あきつ丸「そうでありますね。豚の餌はもうこりごりであります」

豚の餌と称される食事…。 省29

[217]真犯人 ◆2pV1gRdG.o :2015/01/12(月) 00:31:57 ID:???
鳳翔「それでは、出撃は本当に…」

夕張「ええ。食事を頑張って作ってくださいね!」

陸軍の二人と別れ、仕事場となる一階の調理場へ向かう。
階段を下りる途中、逆に昇ってくる少女に出会う。
今までに見たことがない艦娘。鎮守府の子だろうか。

夕張「あ、瑞鳳ちゃん…」

瑞鳳「……」キッ

鳳翔「えっ…」

殺意すら籠った涙目を向けられ、鳳翔は思わず動きを止めてしまう。
ふん、と鼻を鳴らしその少女は上の階へと去っていく。
省21

[218]真犯人 ◆2pV1gRdG.o :2015/01/12(月) 00:49:57 ID:???
…こうして、鳳翔の新鎮守府での生活が始まった。
瑞鳳のトゲトゲしい態度は変わることはなかったが、他の艦娘たちとは打ち解け始めていた。
案内してくれた夕張は言うに及ばず、金剛に陸軍コンビ、島風。
彼女たちとも食事を通じて、友好な関係を築き始めていた。……そんな折の事である。

とある日、10:20分。

金剛改二「ヘーイ!鳳翔さん!ちょっといいデスか?」

鳳翔「あら、金剛さん。どうかなさったんですか?」
省34

[219]真犯人 ◆2pV1gRdG.o :2015/01/12(月) 01:03:26 ID:???
鳳翔一人で運ぶのは無理だと金剛もわかるはずだから、迎えが来るだろう。
それまでに自分も昼食を食べておこうと、まかないの昼食を出して夕張の向かいに座る。
時計の針は13:50を示していた。

鳳翔「午前は何の作業だったんですか?」

夕張「あきつ丸さんの新規装備の開発ですね。そろそろ改装案が固まって来たので」

鳳翔「そうなんですか。私は買い物に…」

<キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

鳳翔「!?ひ、悲鳴……!?」

夕張「一体何が…!?行きましょう!」
省12

[220]真犯人 ◆2pV1gRdG.o :2015/01/12(月) 01:12:37 ID:???
まるゆ「ま、まってええ…」トテトテ

島風たちと一緒に、悲鳴の聞こえた場所を探す。
それぞれの私室ではないということは…?
合流した金剛たちと、大浴場に向かってみる。
そこには……。

金剛改二「あきつ丸!悲鳴を上げたのは?」

あきつ丸「か、艦隊の皆……て、提督殿が…」カタカタ

あきつ丸の指差した先には、湯船に漬かっている提督の姿。
それだけならば悲鳴を上げる理由にはならない。
しかし、彼はぐったりとうつ伏せの状態で湯船に浮かんでいた。
省12

[221]真犯人 ◆2pV1gRdG.o :2015/01/12(月) 01:19:07 ID:???
夕張「……鳳翔さん、一応の検死の結果が出ました。そして、犯人も…」

鳳翔「犯人が捕まったんですか!?一体…?」

憲兵と色々と話していたらしき夕張が、深夜頃に食堂に現れた。
落ち着けず夕張を待っていた鳳翔は、彼女に食事を差し入れつつ続きを尋ねる。
白昼堂々、提督を殺害した犯人がもう捕まったというのか。

夕張「…はい。犯人はあきつ丸さん、らしいです……。
    引き取りは明日の深夜頃、それまでここの私室で拘留しておくようにと…」
省9

[222]名無しのオーバーレイユニット:2015/01/12(月) 01:25:22 ID:???
2


0ch BBS 2007-01-24