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【合宿終了】ライ滝第三十三話【新章開幕】


[345]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/02/12(木) 22:13:53 ID:???

一応片桐さんは節穴じゃなくなっているはずです→クラブ3
→片桐「お前達が原因だな」


片桐「まあそれだけが原因ではないが、大本はお前達だ」

滝「え?」

 戸惑う滝を他所に、片桐は珍しく柔和な表情を浮かべながら話を続ける。

片桐「昨年、サッカー選手権大会の予選決勝を生で見させてもらった。
   正直な所最初は日向や岬達の当て馬になるかどうかを見定めるのが目的だったんだが、俺は目を疑ったよ。
   お前達生田(仮)も頑駄無高校も、俺の想像を遥かに超える良いプレイをしていた。
   そして全国大会では沖田、槌矢、寺本、岸田に浦辺、大河三兄弟等が旧Jrユースのメンバーに勝るとも劣らぬ動きを見せていた。
   夏の時点ではこれから三年間は東邦学園が独走し、この世代のサッカーのレベルは低下するとも思っていたんだがな。
   お前達や彼らが互いに競い合い、高め合えば海外の選手達にも負けないほどの力を身に着けるのではないか。
   そしてワールドユースを制し、後進国といわれ続けた日本サッカーの歴史を変えてくれる。
   いつしか俺はそんな事を思うようになっていたよ。
   翼だけじゃない。今の俺にとってお前達若い世代は皆等しく希望なんだ」

 そう熱く語る片桐の瞳はサングラスに隠れていても分かるほどに輝いていた。
 片桐は本気でそう考えている。滝がそう判断するには十分すぎる要素であった。

滝「なんか、随分と考え方が変わりましたね。前はもっとドライな人だったと思ったんですが」

片桐「フッ、俺だって昔はサッカー小僧だったんだ。夢くらいは見る。だからこそこの仕事を選びもした。
   ……だからこそ、だ」

 刹那、それまで熱意の籠っていた片桐の表情が一転暗く沈む。


0ch BBS 2007-01-24