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【合宿終了】ライ滝第三十三話【新章開幕】


[547]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/02/23(月) 21:53:09 ID:???

 ギリアムの言う彼とは一体何者なのか。
 滝が疑問を抱くのと同時に、グラウンド上にやたらとテンションの高い声が響き渡る。
 どこから声がするのかと周囲を見渡せば、いつの間にかグラウンドの中央に一台のノートPCが設置されており、
 ディスプレイには滝が以前OREジャーナルのバイトをしていた時にインタビューをした男の姿が映し出されていた。

鴻上「ハピバースデイ!! 新たな仲間の誕生だね!!」

滝「鴻上会長!? 貴方もこの計画の協力者なんですか!?」

 ディスプレイに映っていた男の名は鴻上。
 日本有数の財閥、鴻上ファウンデーションの会長である。

鴻上「事情はギリアム君から聞いているよ。世界を滅ぼしてでも叶えたい欲望……素晴らしいっ!!
   ――が、私は欲望によって人類が更なる進化を遂げる事を望んでいてね。世界の滅亡など真っ平御免なのだよ。
   よって私はこれの阻止に動いているギリアム君に全面協力をする事にした。
   君が協力してくれるのならば実に心強い! よろしく頼んだよ!!」

 一方的に言いたい事だけ言うと、PCの画面は真っ暗になった。
 恐ろしい程にゴーイングマイウェイな男である。

片桐「驚いたな……お前あの鴻上ファウンデーションの会長と面識があるのか」

滝「ええ、前にバイトで一回インタビューをした事がありました。覚えられてた事に驚いてます」

 ともあれ、鴻上ファウンデーションが協力をしてくれるというのなら資金面でもほぼ問題はないだろう。
 思った以上にギリアムの後ろ盾は大きいらしい。


0ch BBS 2007-01-24