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【合宿終了】ライ滝第三十三話【新章開幕】


[675]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/03/11(水) 23:28:24 ID:???

片桐「約束通り滝に対する説明役は務めさせてもらった。
   今後もジャパンカップや最終予選の手続きは引き受けるが、それ以上の協力は出来んぞ。分かっているな?」

ギリアム「ああ。俺としても貴方の考えは理解できる。それで問題はない(たとえ徒労に終わる結末が待っていたとしても、な)」

 ギリアムの言葉を聞き、片桐は言質を取ったとばかりにわざとらしく大きな音をたてながらライターの蓋を閉じる。

片桐「では決まりだな。何度も言っているが俺はお前のオカルト話は信じていない。
   お前達が勝たない限り全日本が必ず優勝するなどあまりにナンセンスだ。
   だが仮に翼達がこのまま栄光を手にすれば、日本サッカーは数人の英雄に頼り切る前時代的な物となってしまうだろう。
   何としてもそれは阻止したい。その為にも全日本ユースに対抗できる戦力は一つでも多く用意するべきだ」

ギリアム「その為の『プロジェクト・リザーブドッグス』か」

片桐「そうだ。全国には元Jrユースのメンバーやお前達の他にも有望な選手は数多いる。
   俺はそんな選手達を集め、お前達とは違うもう一つの全日本を作り上げるつもりだ。
   既に伊武にも監督としての協力を要請している。あいつと共にしばらくは日本中のサッカー小僧たちを見て回る事になるだろう」

 そう語る片桐の様子は実に楽しげであった。
 全国には自分も知らない猛者がまだまだ沢山いるのだと信じて疑っていないのだろう。

ギリアム「フッ……確かに全日本に対抗するための戦力は多いに越したことはないだろう。健闘を祈っている」

片桐「そちらもな」

 最後にそう言葉を交わすと、ギリアム達もまたグラウンドから去って行くのだった。



0ch BBS 2007-01-24