※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【悩むな】鈴仙奮闘記25【斬れば分かる】


[239]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/13(火) 23:23:28 ID:???
A:「妹紅の言う通り、守備を固めて上がり過ぎず、ボールを奪ってからも、中盤でのパスワークで時間を削いでいきましょう」

鈴仙「――ここは、今の一点を守り抜きましょう」

鈴仙は静かにそう宣言した。
先程のゴールが鈴仙の支持率にも影響したのか、チームメイトは静かに鈴仙の判断を見守ってくれていた。
そして、鈴仙の選択自体もそう的外れな物では無かった為に、大きな声で反対する者も居なかった。
(輝夜だけ、ちょっとつまらなそうにしていたが)

佳歩「……それじゃあ、前半のこり20分。 頑張りましょう」

佳歩の言葉を最後に、ルナティックスメンバーは解散する。
普段と比べると、些か真面目で静かな雰囲気だったが、それは嫌な静けさではなかった。
馴れ合いでは無く、互いが互いを一応なりとも信頼し合う、『仲間』同士の空気が作られていた。


妖夢「…………」

――自分のチームの打ち合わせも忘れて、そんなルナティックス側の様子を眺めていたのは妖夢だった。
鈴仙を中心として纏まりつつあるチームを、妖夢は愛おしむような、羨ましいような視線で見つめていたが。
……そんなかつての妖夢らしい瞳は、僅か一瞬だけ。

妖夢「――ッ、……!」

――何かを思い出したかのように、ハッと思い直して首を振る。
妖夢は、ルナティックスの方を見るのを止めて、いつの間にか左目を負傷した藍の講釈に耳を傾けるようにした。
最後に、過去への憧憬を切り捨てるよう、妖夢は振り向き様に。


妖夢「……鈴仙。 それがあなたの見つけた力だと言うなら――あなたは、間違っているよ」

誰からの受け売りでも無く、妖夢は純粋に考えて――そう、小さくもはっきりと口にした。


0ch BBS 2007-01-24