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【悩むな】鈴仙奮闘記25【斬れば分かる】


[859]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/02(月) 22:32:14 ID:???
鈴仙「可視光の波長よ。 ……歪み、分かれ、消え果て、朽ちて、収束なさい!
幻虹彩画、『アキュラー……スペクトル』ッ!」

ブウウッ……ン! シュン! シュンシュンシュンッシュンッシュンッ!

ルナサ「……!?」

鈴仙が今まさに完璧なパスを出そうとするルナサに肉薄した時、当のルナサは自身の眼を疑わざるを得なかった。
何故なら鈴仙が何かを宣言した次の瞬間。

ルナサ「(なんだ、これは……!?)」

鈴仙『『『『『『『『…………!!』』』』』』』』
                       
――ルナサの周囲には、薄い藤色の髪を伸ばし、長い兎耳を身に付けた、腺病質な少女が八人も並んでいたからだ。
彼女達の外見、動き、仕草には全くの差異が無く、まるで分光器にて分けられた精巧な映像のよう。
しかしこれらの映像は、気持ち悪いくらいまでのリアリティがあった。


鈴仙「さあ……どれが本当の私か、アンタには分かるかな?」


八つもある映像の鈴仙のうち、どれか一つがそう好戦的に喋った。ルナサにはどれが喋ったのか分からなかった。

鈴仙は自身の周囲の光の波長を歪める事で、自身と差異無き虚像を七つ作り、
自分と三姉妹という1対3の状況から……八人の自分と三姉妹という8対3の状況へと、場を作り変えていた。


0ch BBS 2007-01-24