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【悩むな】鈴仙奮闘記25【斬れば分かる】


[868]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/02(月) 23:17:59 ID:gkqcZEQw
A:鈴仙は、決着をつけるべくドリブルに向かった。(鈴仙のドリブル:51)

鈴仙「(……効率のみを考えれば、ここはパスカル君や佳歩に任せた方が良い。
私は点取り屋だもの、ボール運びはセカンドストライカーやMFにやって貰ってもおかしくは無い。
だけど――)妖夢ッ! 私は……私だってね。 アンタと同じように、アンタとは違う道を選ぼうとしてるのよ!
だったら――こっちだって、一発位はぶつからせて貰うんだから!」

ダッ!

妖夢「鈴仙……! ううん、私は口下手だから、言葉にはしないし……悩まない!
ただ強くなりたいだけの私の気持ちを、分かって貰おうだなんても思わない!
悩まず、ただあなたを斬って……分かってみせる!!」

ダッ! ズザアアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「鈴仙選手の気迫に対して、妖夢選手は抜刀の構えで応じる!」

ダッ! ズザアアアアアアアアアアアアアアッ!!

鈴仙「(二人で来た! でも……抜いて見せる!!)

――鈴仙はこの局面、敢えて妖夢との対峙を選択した。
ドリブルで真正面から妖夢と藍の二名を相手取る鈴仙の表情は、
未だ未熟さを残しているものの、確固たる自信の欠片があった。

妖夢「(――斬る、悩まず斬る。 ……私は――全てを斬ってみせる!)」

タックルで鈴仙を相手取る妖夢は、その未熟さを何とか取り繕わんと、
敢えて鉄面皮で傲慢な形相を以て鈴仙に臨む。
しかし、肝心なその表情はあまりに不安定。確固たる土台が無かった。


0ch BBS 2007-01-24