【燃えて】私の巫女様Ⅸ【ヒーロー】

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【燃えて】私の巫女様Ⅸ【ヒーロー】

[223]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/01/31(土) 23:08:53 ID:???
顔を向ける事無くパス交換をしている、その事実に戦慄する南波　一枝。
――実態は、チャ･ザ神がその視界で見て場所を教えているだけなのだが。

君代　命
（最後は股抜きが一番早いですね）　ﾀﾝｯ

平盆の2番
「うわぁっ！？」

最後はシンプルなノールック・ワンタッチでの股抜きで終わり。
最短距離で南波　一枝へのラストパスが通り、トラップして前を向く余裕まで与える心遣い。

南波　一枝
（……この学校に入って本当によかった。
　この人敵に回したら、相当大変だっただろうな……私、世話して貰えるのかな）

どうも自分のキャプテン――君代　命は、まず自分の実力向上を第一にしている節がある。
その次にキーパー、ディフェンダー、ボランチと優先順位が守備からだと感じていた。

――そうなるとドリブラーでありアタッカーたる自分は、かなり後回しなのではと睨んだ。
だから同じ一年の雨野　恵を引っ張り、練習を半ば強要した。

南波　一枝
（こうして使って貰えるし、期待はされている……ハズなんですけれど。
私にドリブルを仕込んでくれた有栖先輩は、あの有様だし）

平盆の3番
「ハリキリ★ガールがきやがったぜ、単騎駆けとはな！」

南波　一枝
「南風、吹きすさんで押し通りますが……許可は取りません」

前次写

0ch BBS 2007-01-24