【燃えて】私の巫女様Ⅸ【ヒーロー】

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【燃えて】私の巫女様Ⅸ【ヒーロー】

[350]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/02/13(金) 01:31:06 ID:???
有栖　桃子
「ん……よし」

足のチェックが終わると、バッグの中を漁りスプレー缶を取り出す。
そこには　"制汗　除菌"　の文字が。

崎詠　富留
「お姉さま、ニオイにはうるさいんだよね。
香水色々持ってたりするし、紅茶の香りで葉を当てたり　（たまに成功させてたり）　するし……」

君代　命
「へぇ……」

ぷしゅー、と陶磁のように艶やかな肌へ吹きかけられるスプレー。
汗を拭き取り、しっとりとした肌によく馴染む。
汗のニオイと、少女特有の香りを包み込み石鹸のような香りに変わる。

有栖　桃子
「うん、今日も私いい感じ……あとはサッカーさえ上手く行けば、なぁ」　ﾊｧ

すんすんっ、と自らの体臭を再確認し納得する。
非の打ち所もなく整った、可愛らしい容貌。
金糸のように流れ輝く金髪。　中学生としては膨らみのある均整の取れたボディ。
輝く知性、引っ張るカリスマリーダーシップ……足りないのはサッカーの実績だけ。

有栖　桃子
（なんでこうもうまく行かないのかしら？）　むぅ

ぱつんっ、とちょっと湿ったインナーの位置を整える。
花柄をあしらった、レモン色の総レース――彼女のお気に入りだった。

前次写

0ch BBS 2007-01-24