【燃えて】私の巫女様Ⅸ【ヒーロー】

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【燃えて】私の巫女様Ⅸ【ヒーロー】

[395]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/02/20(金) 00:32:01 ID:???
E ごめんなさい、私はそういうことはボランチさん以外考えられません！
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叫ぶやいなや、体を捻って有栖さんの壁ドンから逃れる私。
動いてみれば案外にもアッサリと抜け出せました――気圧されていたんでしょうか？
私が、有栖さんに？

有栖　桃子
「あ――そ、そう……そうなんだ、ふぅん」

琥珀の様な色を湛えた、有栖さんの瞳。
見ていると吸い込まれそうな輝きには、先程まで燃えていた"情欲"は消えていました。

有栖　桃子
（突然どうしちゃったのかしら私――
　命ちゃんを見てたら、欲しくなって、そのままキスしようとしてた……！
　やだ、これじゃ完全に痴女じゃない！　恥ずかしい……！）　ｶｧｧｯ

その代わりに浮かび上がったのは　"照れ"　の感情。
……情欲から照れに変わるって、一体何が。　ころころ変わる表情に、困惑するばかり。

有栖　桃子
（負けないわよ。
　サッカーでも負けないし、女としても負けてなんてあーげない。
　んー、サッカーではボロ負けだけど女としては負けてないと思うのよね）　ﾌﾌｰﾝ♪

情欲が照れに代わり、次に来たのは"楽"。
万華鏡のようにくるくると移り変わる表情は、見ている人を飽きさせないでしょうね。

有栖　桃子
（ボランチくん以外は考えられないなんて、この場しのぎの言葉でしょうしね。
　天才、有栖　桃子様は恋愛相談にも強いのよ――♪）

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0ch BBS 2007-01-24