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1- レス

アク規中代理カキコ依頼スレその5


[274]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 09:19:39 ID:YjRW+Zv6
今のコインブラの頭にあるのは今までにない程遠く感じるゴールを目指す事。
勝利と言う無価値で容易い筈の物が欲しくて欲しくて堪らなかった。
この後に及んで尚キレを増すコインブラのドリブルにはさしもの松山と中山も無力だった。

放送「吹っ飛ばした!今度こそ吹っ飛ばして突破!コインブラくんが走る!走る!
最早残り5分を切っていて、ロスタイムも十中八九皆無!恐らくこれがラストチャンス!
この究極の最終決戦でブラジルを救ってくれるのはやはりこの人、コインブラくんか!? 省44

[275]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 09:21:28 ID:YjRW+Zv6
コインブラ「(バカな…そんなバカな…俺が、俺がスタミナ切れで、負けるだと…!)」

ダダダダッ!!

コインブラは否定したかった。だが出来なかった。
長年のストリートサッカーで鍛えた彼の眼力は彼自身にも当然及ぶ。
何度考え直しても答えは変わらない。今マッハシュートを撃っても失敗するだけだと。

コインブラ「(ならば…前転シュート…一対一…ダメだ!モリサキは休む時間があった! 省36

[276]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 09:22:33 ID:YjRW+Zv6
放送「あ、あ、あーーーーっ!?こ、これはどうした事でしょうかーーーーーっ!!
コインブラくんが、立ち止まっている!?ゴールを前にして、動かなくなった!?
ケガ、ケガなのでしょうか!まさかここに来て、ケガで動けない!?」

観客『#&@^@%#$$@#@#$$#%(*%#@$!@$%@$#^*!!!!』

パニック状態の実況の声も、人間の言葉と認識できないレベルの騒音となった観客の悲鳴も彼には届かない。
省26

[277]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 09:23:43 ID:YjRW+Zv6
【分岐】capmoriにて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★コインブラ ドリブル (!card) 76+(!dice + !dice)=★
★赤井 タックル (!card) 74+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★ 省36

[278]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 09:25:05 ID:YjRW+Zv6
上記5レスのコピペをお願いします。

[279]森崎名無しさん:2015/05/13(水) 09:25:31 ID:???
行ってきます

[280]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:34:32 ID:YjRW+Zv6
★コインブラ ドリブル ( ダイヤ2 ) 76+( 3 + 2 )+(超高速ドリブル+5)=86★
★赤井 タックル ( ハートA ) 74+( 2 + 1 )+(人数補正+1)+(クリムゾンタックル+2)=80★ *吹っ飛び*
★早田 タックル ( ダイヤ5 ) 75+( 1 + 3 )+(人数補正+1)+(カミソリタックル+2)=82★ *吹っ飛び*
★若林 タックル ( ハートA ) 72+( 3 + 2 )+(人数補正+1)=78★ *吹っ飛び*

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→コインブラ、ボールキープ成功。 省52

[281]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:35:49 ID:YjRW+Zv6
だがダイヤを磨くのにはダイヤが必要である。それなのに周りには宝石の粒すら乏しかった。
結果監督もコーチも彼を特別扱いせざるを得なくなり、当時のチームはワンマンチームと言う表現すら
生易しい程コインブラによるコインブラの為のコインブラのチームと化していた。彼が望む望まざるに関わらず。

だが如何にスーパーエースと言えど彼の居ない所でボールを回されてはどうにもならないのがサッカーだ。 省59

[282]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:37:10 ID:YjRW+Zv6
カルロス「ちょっとでいいんだ、ちょっとで!お前のボール貸してくれ!」

コインブラ「はぁ?」

彼は田舎から片道分のバス代のみ握りしめてやってきた少年だった。
不退転の覚悟でフラメンゴの入団テストに挑み、栄光と札束と未来を掴み取ろうとしていた。

カルロス「お願いだ、早くボールに慣れないと落ちちゃうんだ、そしたら帰れなくて…!」

コインブラ「お、おい、何言っているか分からないぞ。順番に説明しろよ!」

カルロス「す、すまない。実は…」
省30

[283]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:38:17 ID:YjRW+Zv6
カルロス「よっ、ほっ、はっ」

コインブラ「(あれ?どんどん上手くなってきているぞこいつ…)」

そしてカルロスは最初の数分間の苦闘の後、みるみる上達し見事なリフティングが出来る様になっていた。
周囲の同年代の子供達が皆下手で無気力だったのに慣れていたコインブラには新鮮な光景だった。

コインブラ「リフティングもいいが、それだけじゃ駄目だぜ。ほら、ドリブルを仕掛けてみな」

カルロス「おっ、言ったな。いくぞー、分身ドリブル!」
省28

[284]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:39:21 ID:YjRW+Zv6
カルロス「ん?どうしたんだ?お前、フラメンゴ所属だろ?」

コインブラ「(…こいつと一緒なら…こいつと同じチームなら…)あ、ああ、そうだよ」

カルロス「だよな!…って、そういえば名前、なんだっけ?俺、カルロス」

コインブラ「俺は…アーサーって呼んでくれ」

コインブラはこの時初めて父が彼につけた愛称を名乗った。彼が同年代の少年とサッカーを楽しめたのは初めてだった。

カルロス「よっしゃ、アーサー!な、な、今度はツインシュート、やってみないか?」
省23


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0ch BBS 2007-01-24