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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
[113]森末(仮):2015/01/26(月) 01:43:22 ID:???
井沢「あぁ……そうか。 そうだな……」
板野「(終わったか……)」
滝「(よかった……本当に……)」
やがて、井沢は腑に落ちたかのような声を絞り出し、小さく俯いた。
それは本当に小さな声で、板野達は井沢の状態を心配するも……とにもかくにも、これで一件落着である。
板野は緊張からきていた汗をこの時になってようやく拭い、滝もホッと安堵するのだが……。
井沢「(わかってるさ。 俺には松山程上手くトップ下が出来る筈もないって……わかってたんだ。
それでも意地張って、どうしても負けたくなくて、認めたくなくて……。
……負けたくなかった。 勝負もしていない内から、負けなんか認めたくなかった。
だけど、仮にもキャプテンが直々に、ここまで言ってきたんだ……納得させるように。
いつまでもしがみついてる訳にはいかないんだろうか。 俺に板野と連携できる訳もないしな。
ボランチに転向を……ん? 連携……?)」
しかし、この時井沢は気づいてしまった。
思考を深め、本格的にボランチ転向を考え始めた時に現れた――最後の関門に。
井沢「……駄目だ」
板野「え?」
井沢「ボランチには、俺は転向しない。 俺は、トップ下に拘る」
板野・滝「「なっ……なにィ!?」」
それに気づいた瞬間、井沢は再びトップ下に拘る胸を宣言した。
ようやくこれで終わりだと思っていた板野と滝にとってはたまったものではなく、大声で絶叫するのだが、
井沢は全くそれには動じず、腕を組んで断固拒否する姿勢である。
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0ch BBS 2007-01-24