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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】


[180]森末(仮):2015/01/27(火) 01:58:09 ID:???
こうして5日間の練習が終わり、一同は西ドイツ最後の夜を過ごしていた。
とはいえ、決して楽しいものではない。
明日は朝からフランス入りをしなければならず、最後の夜も荷造りの為にのんびり過ごす事は出来ない。
板野もまたそれは同じであり、彼は松山や石崎らと共にせっせと鞄に荷物を詰め込んでいた。

松山「フランスか〜。 岬と会えるのが楽しみだな」
石崎「岬が入ってくれりゃ百人力だぜ! 小学生時代から、アイツのテクニックはピカイチだったもんな!」
板野「(……うーん、本編を知ってるせいか岬と会うのがちょっと怖い。
    あいつがかなり腹黒いっていうの、知っちゃってるもんなぁ)」

荷造りをしながらでも口は動かせ、彼らは話に花を咲かせる。
話題になるのはやはりフランスで合流する事が決定しており、松山や石崎とも親交の深い岬太郎。
松山達は優しく穏やかで仲間思いな彼と再会する事を愉しみにしていたのだが、
本編を読んでいるせいで彼の本当の性格を知っている板野としては複雑な所である。

板野「(でもまあ、実力者なのは間違いないし……不利益を与えてくるわけじゃないだろうしな。
    そこまで怖がっちゃ駄目かなぁ?)」
石崎「あれ? 板野、なんだそれ?」
板野「ん? あ、これ?」

考え事をしていたせいか、手が止まってしまっていた板野。
その板野が手に持っていたものを目ざとく石崎が指摘すると、
板野は小さく笑いながらそれを掲げて石崎によく見えるようにしながら説明を始める。


0ch BBS 2007-01-24