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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】


[268]森末(仮):2015/01/29(木) 23:48:29 ID:???
しかし、それだけで満足する者はいなかった。
板野である。

板野「若島津……いきなりめちゃめちゃ強くなってたな……あれじゃ、マグナムシュートじゃアッサリ取られる」

今日の全体練習で見た、若島津の新セービング――三角飛び・改。
若島津は立花兄弟のデルタツインだけでは飽き足らず、松山の北国シュートに新田のジャンピング隼ボレー。
その他の全日本の必殺シュートと言える必殺シュートを、問答無用で止めていた。
それらの光景を見ただけで、板野にはわかった。 今の若島津には、自分のマグナムシュートすらも通用をしないと。

板野「その為にも、早く新必殺技を俺も開発しないと……!」

若島津の新たな力を見ていよいよ焦りを抱いた板野は、この日も夜間になって特訓に精を出していた。
既にある程度新必殺シュートの片鱗は見えてきており、しかし後一歩が足りない。
マグナムシュートに"ノビ"というアクセントをつける事は出来たのだが、
そこから更にHOP−UPさせる事に板野は苦心をしていたのだ。

板野「とにかく練習、練習だ! もう一発!」

それでも板野は諦めず、練習を繰り返した。
全ては全日本優勝の為、まだ見ぬ強敵たちからゴールネットを揺らす為である。
そして、もう何度目か数えるのもウンザリする程のシュートを放とうとするのだが……。

森末「おーい、板野〜」
板野「ふぇっ!?」

グギッ!

瞬間、不意に物陰から飛び出してきた森末に声をかけられ大いに動揺をしてしまう板野。
体勢を崩し、シュートフォームも崩れ、足は軽く地面を擦ってしまいその反動で板野は思わず痛みを感じてしまうのだが、
一度振り下ろした足はそのままボールを捉えて思い切りよく放たれる。


0ch BBS 2007-01-24