※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
[26]森末(仮):2015/01/25(日) 00:06:58 ID:???
>★板野のシュート特訓→( 2 + 1 )=効果無し…★
================================================================
基礎的なシュート力の向上を目指し、練習に取り組む板野。
練習に付き合ってくれる中西相手に一心不乱にボールを蹴り込むのだが、
既に彼の決定力は能力的にも限界に近く、思うような成果は出ない。
板野「うーん、駄目かぁ……」
中西「アホンダラ、そうそう伸びられてたまるかっちゅうねん。
こっちはマグナムボレーどころか、マグナムシュートを防ぐ事すら四苦八苦やねんぞ」
結果が出ない事に落胆をする板野の頭を軽く小突きながら、愚痴るように呟く中西。
彼の言うように、現状の板野のマグナムシュートですら、中西にとっては驚異的。
若島津にしてみても恐らく同様だろう。
更にその上を行くマグナムボレーに至っては、中西からしてみれば止めようもない程の驚異的なシュートなのだが……。
しかし、板野はまだまだその威力には満足をしていないという事がこの練習から中西は感じ取っていた。
中西「(ま、シュナイダーのファイヤーショットとか見たらそう思うてもしゃあないんかな。
しっかし小学生時代まではワイもそこそこ有名なキーパーやった筈なんやけどなぁ……。
なーんでこんな事になってもうたんやろ)」
かつて全国大会では松山と板野にゴールを奪われ、次の年には早田率いる東一中に敗北し全国大会にすら出場出来ず。
第三キーパーとして招集を受けた代表では早々に若島津との実力の違いを見せつけられ、
この西ドイツへとやってきてからは若林やシュナイダーらに格の違いを知らされた中西。
彼は既にキーパーとしての自分では逆立ちしても世界では通用しないと理解をし、諦めていたのだが……。
ちらりと横に目を向ければ、世界の壁を知っても尚這い上がろうとする小さな男の姿がある。
中西「(ワイとコイツとの違い言うたらこういう所になるんやろな……)」
板野「どうしたの、中西?」
中西「なんでもないわい、ほれ、帰るで」
既に限界に近くとも、更なる高みを目指そうとする小さな少年。
中西は自分と彼との違いをまざまざと見せつけられたような気持ちになりながら、練習を終えたのだった。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24