※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】


[287]森末(仮):2015/01/30(金) 01:29:17 ID:???
バゴォンッ!

ボッシ「ぐべっ!?」
フェレーリ「へぶりっ!?」
ナポレオン「オラオラ、どうした! お前らそんなんでよく代表が務まってやがるな!!」

そして地元フランスの練習場――ここでは札付きのワル、暴れん坊とすら揶揄される男。
ルイ=ナポレオンが暴虐の限りを尽くしていた。
無論、それが練習によってのものだというのは間違いないのだが、彼のプレイスタイルは板野同様パワーに任せたもの。
板野は流石に練習中はそれをセーブするものの、ナポレオンには手加減という概念がなかった。
当然、実力が圧倒的に下である他のフランス選手たちは為す術も無く吹き飛ばされてゆく。

バシィィイイイッ!!

ナポレオン「うおっ!?」
ピエール「……ラフプレイをするなとは言わん。 だが、もう少し考えてやるんだな。 大会前に欠員を多数抱えて棄権したいのか?」

唯一、このナポレオンに対抗を出来たのはキャプテンであるピエールであった。
粗野で乱暴なナポレオンとは対極に位置するような、温和で冷静とも言えるピエール。
強烈なキャプテンシーも併せ持つ彼を相手には、流石のナポレオンも何も言えないのか悪態をつく事もなく。
それでも悪びれた様子も無いまま、むしろ自身の突破を止めたピエールを拍手をして称賛する有様である。

ナポレオン「さっすがキャプテン、その調子で大会でも頑張ってくれよ」
ピエール「何?」
ナポレオン「攻撃は俺、守備はアンタ。 他の連中が役立たずな以上、役割分担は必要だろ?
      大丈夫大丈夫、パスを回してくれりゃ決めてやるって。 ハーッハッハッハ!!」
ピエール「(くっ……こんな奴に頼らねばならんとは……)」

余りのナポレオンの傍若無人さに苛立つピエールであったが、それでもフランスが彼に頼らねばならない事はわかっていた。
彼の言うように、ピエール以外の選手達は皆が皆まるで役立たず――ピエールも口にはしないが、実際にそうは思っていたからである。
その後もピエールがその都度注意をしても、ナポレオンの態度は終ぞ治らなかった。


0ch BBS 2007-01-24