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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】


[288]森末(仮):2015/01/30(金) 01:30:19 ID:???
アルゼンチンメンバー「そらっパスが甘いぞ」「気を抜くな!」
ディアス「よォみんな、やってるな!」
アルゼンチンメンバー「えっ!?」「監督! それにディアス!」

フランス郊外の練習場――ここを貸しきり練習をしていたのは、アルゼンチンJrユースであった。
ヨーロッパ視察を終え、ようやく合流を果たしたディアスとバルバスが彼らに声をかけると、
一同はどこか不安そうに……それでもディアスが来てくれた事に安堵をしながら、彼の元へ駆け寄ってくる。

アルゼンチンメンバー「ディアス、どうだったんだ?」「西ドイツ、ハンブルグは……」「イタリアは……」
ディアス「……いいから落ち着けよ皆。 そんな不安そうな顔するんじゃねぇ」
コーチ「バルバス監督……どうだったんですか?」
バルバス「……西ドイツ、イタリアは当然として、ハンブルグと引き分けに終わったニホン。 こちらも警戒が必要だ」

ざわ…… ざわ……

アルゼンチンメンバー「そ、そんな!」「ニホンはサッカー後進国じゃなかったのか?」「同じグループだったよな、確か……」

彼らの不安の種は、やはり大会で当たる各国の情報だった。
優勝候補と言われる西ドイツ。そして、同じグループに入ってしまったイタリア。
果たして自分たちに勝てるのか――頼れるものがディアスしかいない現状で、勝ち抜く事が出来るのか。
不安だった気持ちは、更に同組の全日本がハンブルグと引き分けたという情報を聞いて更に拡大する。
いよいよざわめきが大きくなった所で……1人の男がポツリとつぶやいた。

アルゼンチンメンバー「……あの4人がいてくれたら」
バルバス「! 言うな!」

瞬間、監督であるバルバスは厳しく叱責した。
あの"4人"がいてさえくれれば、優勝は間違いなしだというのに……という思い。
それは誰もが思っているからこそ、口にしてはならない言葉――。
バルバスの叱責を聞き、一同はシィンと静まり返る中……ディアスは小さくため息を吐いてから一同に口を開いた。


0ch BBS 2007-01-24