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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
[411]森末(仮):2015/02/01(日) 01:05:06 ID:???
そしてそんな彼らとは反対側のスタンドで、同じく3人の男が試合を観戦していた。
ジョアン「よく見ておけよ、アルシオン。
あのアルゼンチンのディアスは、この世代では最高のMFとして評価を受けておる」
アルシオン「はい、ジョアンさん」
遠くない未来、イタリアを栄光へと導く者達。
優秀な指導者として名高い名将、ジョアン=デ=ラセルダ=アパレシーダ。
世代最高峰の司令塔として文字通りのスター選手となる男、マルク=アルシオンである。
アルシオン「しかし……アルゼンチンには、ディアス以外にタレントがいないのですか?
事前に聞いた話では、FWにもDFにも実力者がいると聞きましたが」
ジョアン「……昔サンパウロにいた頃の教え子から聞いた所によると、アルゼンチンではどうやら問題が起こったらしくてな。
それによって何人かの選手が出場出来ぬ程の負傷を負ったらしい。
FWのバティン、それにディアスの攻撃力は……実現をしていれば、恐らく今大会でもNo.1のものとなっていたじゃろうがな」
彼らにはやはり全日本など眼中になく、話題になるのはアルゼンチンの事ばかりであった。
その折、不意にアルシオンが出した質問に対し、
ジョアンはとあるツテを頼ったアルゼンチンについての情報を答える。
これを聞いてアルシオンは納得をしたような顔を浮かべるものの……ジョアンを挟み、反対側に座っていた男。
金髪をバンドでまとめた、筋骨隆々のその男は、静かに口を開いた。
サビチェビッチ「攻撃力はNo.1……ですか」
ジョアン「む? そうじゃ。 ディアスの突破力とバティンの決定力。 恐らくこれらはどのチームにも無いからな」
サビチェビッチ「………………」
ジョアンの回答を聞くと、その男――ジャン=サビチェビッチはそれきり口を開かず。
再び黙したまま、フィールドに目を向けた。
彼もまた、ここには存在すらしない筈の男であった。
彼も、そしてバティンもまた――運命の悪戯と大きな神の意志によりそこに存在する事を義務付けられた事は明白であった。
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0ch BBS 2007-01-24