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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
[521]森末(仮):2015/02/02(月) 23:56:42 ID:???
そしてその時、ディアスは不意に笑みを零した。
瞬間、若林は一体何事かと視線を上に上げ、ディアスの顔を見てしまう。
それは本当に一瞬の……刹那の出来事。
ディアスがボールを持っていた足元から、顔を見るまでの時間は1秒間にも満たない。
しかし、そのたった1秒足らずの時間があれば、ディアスにとっては十分だった。
ピタッ
若林「(と、止まった? 何のつもりかは知らんが……)貰った!」
ディアス「貰ったって何を?」
若林「ボール……を!?」
突如ドリブルを止め、ピタリとその場に停止したディアスを見て、若林は即座に手を伸ばした。
ディアスの足元に"ある筈"の、ボールを奪い取る為に。
だが、彼の手は空を切った――そこに先ほどまで確かに存在した筈のボールが、今は完全に消えてしまっていたのだ。
若林「な……!?」
ディアス「悪いけどさ、舐めてる訳じゃないんだぜ」
ヒューン ストン パサァッ……
ディアス「俺とお前じゃ、格が違うだけだ。 ハハハハ!」
高らかに笑いながら、仲間たちに向けてガッツポーズを送るディアス。
若林が彼が何をしたかをようやく理解出来たのは、ヒールリフトで自身の頭上を越えていたボールがゴールへと入った音を聞き、
審判の得点を告げる笛が鳴り響いた後の事だった。
ピィイイイイイイイイイイイイイッ!!
全日本 0−1 アルゼンチン
※誰も何も出来なかった為、誰の支持率も下がりませんでした。
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0ch BBS 2007-01-24