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1- レス

【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】


[920]森末(仮):2015/02/09(月) 00:35:04 ID:???
無論、彼としても板野のマグナムシュートのような強烈なシュートを打ってみたいという気持ちもあった。
しかし、あまりにも彼は自分の事を知りすぎていた。
もしももう少し来生のように少し頭が残念であったり、或いは新田のように自信家であったならば話は変わっていただろう。
ただ、彼は自分ではどうやっても威力だけを追求したシュートを編み出せない事を理解出来てしまっていたのだ。
それは中学生というまだ幼い年齢からしてみればショックな出来事であると言えよう。
FWとして、破壊力に溢れるシュートを打つというのは誰でも思い描く理想の姿であり――
だが、自分には出来ないと気づいてしまったのだから。
或いは自暴自棄になってもおかしくない話である。

だが、それでも反町は諦めなかった。
パワーが無いならば機転を利かす――工夫や努力次第で自分にも必殺シュートが打てるはずだと、そう考えて練習を重ねた。
結果、生み出されたトクシックインパクトは……アルゼンチンDF達の意表を完全に突き、彼らはまともに反応出来ない。

ガルトーニ「く、くそっ!? うわっ!」

そして、それはGKのガルトーニもまた同様で――彼は跳ね返るボールに触れる事も出来ず、不格好な形で倒れる。

ザシュッ! ピピィイイイイイイイイイイイイイッ!!

ボールは彼らの合間を抜き、上面のゴールネットへと突き刺さった。
瞬間、高らかに鳴る審判の笛と呻くを上げるアルゼンチンメンバーの声。

反町「き、決まった……のか……?」

これでもまだ自分がゴールを決めた事を信じきれない反町だったが……ちらりと横を見て確認した電光掲示板の数字を見て、
ようやく彼は現実を認識し、大きくガッツポーズを取るのだった。

全日本 2−1 アルゼンチン


0ch BBS 2007-01-24