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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
[932]森末(仮):2015/02/09(月) 01:31:42 ID:???
松山「どうしてだ……どうしてあんな事が平気で出来るんだ!?
確かにわざと反則を貰うようなプレイがプロでは当たり前のようにある事はわかる。
だが、お前は……そんな事をしなくても十分俺達をかわしてゴールを狙えるだけの実力があるじゃないか。
なんでわざわざそんな汚いプレイをするんだ!?」
ディアス「汚いねぇ……ふん、俺から言わせて貰えればお前の方が汚いぜ」
松山「なんだと!」
ディアス「お前がさっき言っただろ、プロでは当たり前のようにあるってな。 これはな、テクニックなんだ。
俺の持ち前の才能と、重ねた練習。 それと試合での経験を合わせて手に入れた武器だ。
お前はそいつを俺に使うなって言うのか? 汚いからって理由だけでよ」
だが、松山の質問に対して、あくまでもディアスは呆れた顔で返答をした。
ディアスにとっては松山の質問の意図も意義もわからず、理解出来ず――。
むしろ何故こんな事を聞いてくるのか、という疑問すら湧き上がる。
松山「だが……そもそも、ルールではそういった行為は禁止されてるじゃないか!」
ディアス「だからどうしたんだ。 バレなきゃいいんだよ。 バレない反則は反則じゃない」
松山「そんな! そんな事が、許される筈……」
ディアス「教えておいてやるぜ、ニホンの10番。
俺は確かに天才でスーパープレイもどんどん見せちゃうスターだけどな、大道芸人じゃないんだ」
松山「……?」
ディアス「凄いドリブルを見せた、凄いシュートだ! そう言われるだけじゃ駄目なんだよ」
松山「…………」
ディアス「サッカーってのはな、勝たなきゃ意味がねぇんだ」
それはある意味真理であり、ディアスにとっての信条であった。
勝てば官軍、負ければ賊軍――サッカーとはスポーツという皮を被った"死合い"であるとすら、彼は思っていた。
陽気で勝気に見えるディアスの奥底にあるのは、徹底的な"現実主義"――リアリズムである。
勝つ為ならば何でもする、それが彼の哲学……ならば、マリーシアの1つや2つを気にするという方が無理難題と言えるだろう。
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0ch BBS 2007-01-24