※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】


[933]森末(仮):2015/02/09(月) 01:32:43 ID:???
松山「勝たなきゃ意味が、無いだと……? 汚い手を、使ってまでか!」
ディアス「汚い汚いってうるせぇな。 そうだよ、何をしたっていい。 反則を取られなきゃな」
松山「……俺は、俺はそんなのは認めない! そんなサッカーを、俺は絶対に認めないぞ!!」

だが、このディアスの思考は松山には到底受け入れられるものではなかった。
全日本の中でも特に爽やかなスポーツマンという印象のある松山は、
その印象通りにフェアプレーと正々堂々とした戦いを信条としていた。

何よりもディアスという選手そのものに対して、松山は先のマリーシアを見るまでは尊敬に近い念を抱いていた。
同じMFとして、才能というものが無い自分に比較し神の寵愛を受けたかのごとき才能を持つディアスに敬意を抱いていた。
そんな彼がディアスの言う、『勝てば官軍』という思想を受け入れられる筈が無く、許せる筈もない。

松山「俺が……俺が、恐らくどれだけ努力をしても辿り着けないだろうドリブルセンス。
   ドリブルだけじゃない、そのずば抜けた才能を持ちながら……。
   そんな戦い方しか出来ないなんて、間違っている!」
ディアス「ふん、なんでお前にそんな事を言われなくちゃなんねーんだよ」
松山「…………! この試合、絶対にお前には……お前たちには負けない!!」
ディアス「こっちの台詞だ。 見当違いな事ばっか言いやがって」

その後、松山は踵を返して自陣へと引き下がり、ディアスは大きくため息を吐いてからこちらもまた戻って行った。

松山「(勝てば官軍なんて思想を許せるものか……! ディアス、俺は絶対に負けないぞ!!)」
ディアス「(訳のわからねーケチつけやがって。 何が許さない、だ。 お前に許されなかろうがどうでもいいんだよ)」

背番号10同士の会合は、ひとまずこれにて終わった。
果たして全日本の背番号10番の信念がアルゼンチンを貫くのか。
はたまたアルゼンチンの背番号10番の執念が全日本を叩きのめすのか。

答えは30分と、数分後に判明する事だろう。


0ch BBS 2007-01-24