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1- レス

集いし夢の結晶利根ねーさん


[157]◆2pV1gRdG.o :2015/02/06(金) 01:26:25 ID:???
月影提督「比叡。その艦娘のいる場所は?」

比叡「んーと、あの軍港のところを海沿いに行ったところです。
    行き止まりなので、すぐにわかりますよ」

月影提督「そう。比叡は全員を執務室へ。私も後で向かいます」

三人と別れ、言われた通りに軍港の脇道に入る。
視界に入る景色は悪くはない。
水平線の彼方まで広がる海は、怪物の侵略を受けているようには見えず、平穏に凪いでいる。

月影提督「(突き当り…)」

比叡たちの言っている突き当りとは、消波ブロックのことだった。
積まれた消波ブロックの山。
その一角に、黒髪の少女が座り、じっと海を眺めていた。

月影提督「(艤装はなし…。判断材料は今のところはないようね)」

少女「………道に迷われましたか?こちらはもう、何もないですよ」

視線をこちらに向けないまま、少女は言葉を続ける。
驚くべきことに、それらの言葉から月影は感情を読み取ることができなかった。
そう、本当に何も、言葉以上の感情はないような。

月影提督「こちらに最後の一隻がいると聞いたものだから。私は新たに赴任した、月影という提督よ」

少女「ああ、そうなんですか。じゃあ、始まってしまうんですね」


0ch BBS 2007-01-24