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集いし夢の結晶利根ねーさん
[258]白金の五航帝 ◆2pV1gRdG.o
:2015/02/10(火) 01:20:07 ID:???
月影提督「撃てないのは、敵にだけではなくて?」
大和「…………」
大和「恐ろしい人ですね、貴女は」
その心底まで貫き通すような観察眼。
それは、かつての人生の残照。人が生きるよりも多く、数えきれないほどの人格を演じた彼女だからこそのものだった。
大和は、主砲を撃つことが出来ない。――敵に。深海棲艦だけには。
だからこそ、ただ撃てないという以上に不快感を持たれているのだろう。
大和「提督の仰る通り、私は敵にだけ……この主砲を撃つことが出来ない…」
月影提督「理由はわかっていて?」
大和「さあ…。わかりませんけれど、震えるんです。砲塔を向けた瞬間から。
私が撃つべきなのは、本当に目の前の深海棲艦なのか……」
月影提督「なるほど。貴女は、工廠生まれではないのね」
大和「………ひょっとして、全てわかって言っているんじゃありませんか?」
お手上げだ、とばかりの表情で大和が答える。
自分が語る言葉の一つ一つから、目の前の提督は自分の殻をはがしていくのだ。
降参するほか、一体何が出来ただろうか。
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0ch BBS 2007-01-24