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【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】


[148]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/11(水) 01:20:52 ID:rZNWme/Q
藍の一連の告白を聞いて、鈴仙は再び押し黙る。

自身の進路として、『プロジェクト・カウンターハクレイ』を選ぶ事は魅力的だ。
自分と似たような境遇の、もしくは親しい仲間と共にチームを挙げて強敵と戦える。
しかし、その背後にあるヒューガー――そして何より、鈴仙の信頼できる師である永琳の思惑が読めない以上、
果たして自分がこの計画に加担して良いのか、幻想郷の未来は果たしてどうなるのか――不安はどうしても付き纏う。

では、藍が示した『リアル・幻想・セブン』計画にて力を蓄え、最終的に全幻想郷選抜として活躍する道はどうか。
途中経過に紆余曲折あれど、この道を選べば鈴仙は当初の目的――永琳とともに活躍し、彼女と肩を並べられる選手となる――を、
確実に達成する事が出来る。 霊夢を中心とした、強力な幻想郷のライバルと共闘出来るのも魅力的だ。
また、紫の凍てついた心を溶かし、今度こそ、誰にとっても幸せな幻想郷を作れるかもしれない。
しかし、この道を選ぶ事は容易くない。藍のバックアップがあるとはいえ、正気を失いつつある紫からの妨害は手酷いものとなるだろう。

――結局は、どちらの道にもそれぞれのメリット・デメリット・不安要素がある。
なだらかで平坦な道はもう、鈴仙の前には存在しない。それだけは確かだった。

藍「――悩みたい気持ちも分かる。 だが、お願いだから、【今日の話は口外しないでほしい】。
八意永琳や蓬莱山輝夜のような、君にとって信頼のおける人物であってもだ」

私だって自分の命は惜しいからね、と藍は自嘲しながら、周囲の藍色の空間をぼっと眺めて。

藍「――さあ。 もうすぐ時間だ。 君の体はこの結界が解け次第、永遠亭の自室に送るようセッティングはしている。
だから、心配はしなくて良いよ」

藍は鈴仙に顔を見合わせず、そう親しげに言った。

鈴仙「――貴女は、大丈夫なの。 色々と厳重に警戒を巡らせたのは、何となく私でも分かったけれど……」

藍「大丈夫。 私は……こんな所で倒れる訳には行かないから。
だから、大事な事なので何度も言うが――【今日の話は、決して誰にも口外しないでくれ】」

鈴仙「ええ……分かった。 分かりました」


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